徐脈+ショックの鑑別とプロタノールの使い方
「徐脈といえば循環器内科でペースメーカー」という考えは間違いとは言えないのですが、徐脈の原因が必ずしも心疾患とは限りません。 ここでは徐脈+ショックの鑑別と徐脈の対応の選択肢としてのプロタノールの使い方を解説していきます…
「徐脈といえば循環器内科でペースメーカー」という考えは間違いとは言えないのですが、徐脈の原因が必ずしも心疾患とは限りません。 ここでは徐脈+ショックの鑑別と徐脈の対応の選択肢としてのプロタノールの使い方を解説していきます…
全身倦怠感の鑑別は膨大な数になります。 単なるウイルス感染から悪性腫瘍、内分泌疾患、うつ・・・ 全てを挙げていけばおそらく100を超えるのではないでしょうか? それら全てを時間もリソースも限られた救急外来で診断していくこ…
嘔吐の鑑別の2つの考え方 嘔吐の鑑別は非常に多く、また原因となる臓器も多岐にわたるため、鑑別が抜けやすい症候です。 基本は随伴症状とともに考えるのが鉄則です。 例えば頭痛+嘔吐なら頭蓋内疾患、腹痛+嘔吐なら腹腔内臓器、こ…
救急外来でのショックの対応、病棟での急変対応は時間が勝負です。 考えることも大切ですが、同時に「まず動けるか」が重要になります。 に向けて ショックや急変を目の前にした時の合言葉として「さるもちょうしんき」を紹介し、 を…
脂肪塞栓症とは 主に骨折などによって、骨髄の脂肪滴が血中に流れ込み、肺、脳など各臓器の障害を引き起こす病態です。 特徴的な症状は呼吸不全、意識障害、点状出血の3つです。 長管骨や骨盤骨折などの外傷受傷後12〜72時間後に…
救急外来の診療でも一般外来と同様に問診が重要です。 時間の限られた救急外来で、必要かつ十分な問診を取るにはコツがいります。 ここでは救急外来の初心者向けに、問診のコツを4つに絞って解説していきます。 特にこれから救急外来…
ここは「救急医の小部屋」という救急外来に関わる人を応援するサイトです。 著者はER型救急診療を軸足とした救急科専門医・集中治療専門医です。 ここではER診療に役立つ知識・スキルに関する「まずは読んで欲しい10記事」を厳選…
初期研修病院を選ぶのって悩みますよね。 とりあえず有名病院を受けたらいいのかな? でも有名病院なんて自分はマッチしないかもしれないし・・ けどちゃんとした研修は受けたいな。 僕も学生の時に悩んでいろいろな病院に見学に行き…
ACNESとは ACNESとはAnterior Cutaneous Nerve Entrapment Syndrome(前皮神経絞扼症候群)のことです。 腹壁の感覚神経である前皮神経が、腹壁へ出るところで絞扼されることで…
こんな症例はおそらく救急外来で働いていれば誰でも経験しうるでしょう。 失神は救急外来を受診する患者さんの約2%程度とも言われており、症例数の多い施設であれば週に2-3例診てもおかしくありません。 ところで、冒頭の症例は失…