ミルクアルカリ症候群とは|高カルシウム血症を診たら内服薬を確認しよう
ミルクアルカリ症候群とは 今から100年近く前(20世紀初頭)に胃潰瘍の治療として、牛乳とマグネシウム製剤を飲むという治療がありました。 しかしこの治療を受けた人たちが高カルシウム血症による意識障害を発症することが報告さ…
ミルクアルカリ症候群とは 今から100年近く前(20世紀初頭)に胃潰瘍の治療として、牛乳とマグネシウム製剤を飲むという治療がありました。 しかしこの治療を受けた人たちが高カルシウム血症による意識障害を発症することが報告さ…
人工呼吸器管理の基本設定はだいぶ理解できてきたけど、トラブルシューティングはまだ自信が無い、という人向けに 人工呼吸器管理中に突然換気困難となった時の鑑別DOPEについて解説します。 この記事を読むことで DOPEとは何…
虫垂炎のAlvarado scoreとは 「MANTRELS」(マントレルズ)の頭文字から始まる症状でRL(右左)が2点、と覚えると良いです。 これが7点以上でかなり虫垂炎らしい、4点未満で虫垂炎らしくない、となります。…
救急外来で当直をすればほぼ必ず診療する機会があるのが高齢者の発熱です。 ここでは主に初期研修医の先生など初心者向けに、救急外来で高齢者の発熱を診るときの3つコツ ・高齢者の感染源上位3つ・背面の診察の重要性・感染症以外の…
髄膜炎を疑ったら腰椎穿刺をするっていうのはわかるけど、実際どんな症例にすればいいの? 腰椎穿刺の禁忌ってなんだっけ? 腰椎穿刺する前には頭部CTは必須?? この記事ではこれらの疑問を解決するために、細菌性髄膜炎を疑う時の…
FAILUREの頭文字で覚える心不全の増悪因子 救急外来で心不全を診たときに一番大切なのはIschemia(虚血)つまりは心筋梗塞の否定です。 特に呼吸状態が悪いとNIVをつけたりいろいろしているうちに心筋梗塞を除外する…
「ER緊急救命室」は20年以上前にスタートしたアメリカの医療ドラマです。 「そんな昔のドラマ今さら見て面白いの??」という声が聞こえてきそうですが、 断言します、今見ても面白いんです! 実際シーズン1からはじまったこのド…
発熱性好中球減少症の定義 日本臨床腫瘍医学会の定義は以下の通りです。 ちなみにIDSAの発熱の定義は 「1回の口腔内温38.3℃以上または口腔内温38℃以上が1時間続く状態」 と定義されています。 しかし日本では口腔内温…
研修医のみなさんは、医学書をたくさん買ってる人も多いかと思います。 もちろん研修医にとって医学の勉強は重要であることは間違いありません。 ですが残念ながら「医者だから医学の知識だけがあればいい」という時代は終わりました。…
カフェイン中毒の致死量 様々な報告がありますがカフェインの致死量は5〜10g(5000-10000mg)と言われています(1)。 ただしこれよりも少ない量でも心室性不整脈が発症する可能性はあり、注意して観察する必要があり…