ここは「救急医の小部屋」という救急外来に関わる人を応援するサイトです。
著者はER型救急診療を軸足とした救急科専門医・集中治療専門医です。
ここではER診療に役立つ知識・スキルに関する「まずは読んで欲しい10記事」を厳選してまとめています。
興味がある方はサイト上部の「HOME」やカテゴリー「研修医・若手医師」からも各記事を読んでいただけるとうれしいです。
目次
大動脈解離を見逃さないためのDダイマーの使い方
大動脈解離は救急外来で絶対に見逃したくない疾患の一つです。
ですが非典型例が多くて悩ましいのも大動脈解離の特徴です。
そんな大動脈解離をを見逃さないためのDダイマーの使い方を解説しています。
大動脈解離の診断に自信が無い人はもちろん、自信がある!と思っている人にも今一度読んでもらう価値がある記事です。
アナフィラキシー治療のエビデンス:ガイドラインでの各薬剤の位置づけ
アナフィラキシーは救急外来だけでなく、病棟や手術室など病院の至るところで経験します。
アドレナリンて症状が軽くても打っていいのかな?
ステロイドやH1ブロッカー、H2ブロッカーも点滴したほうがいいの?
という疑問を解決するために、ガイドラインの根拠となる論文も紹介しつつ解説しています。
心房細動のレートコントロール|救急外来での薬の使い方
救急外来での心房細動のレートコントロールって何を使ったらいいんだっけ?
目標のHRは?
そもそもレートコントロールかリズムコントロールはどっちがいいのかな?
などの疑問についてESC心房細動ガイドライン2016を元ネタに解説しています。
心原性失神を見逃さないためのclinical decision rule(CDR)を比較
失神で救急外来を受診した患者さんを診て、「心原性失神ってどうやって否定したらいいんだろう?」、と疑問に思ったことはないでしょうか。
失神のリスクを評価する方法としてサンフランシスコルールって聞いたことある(教科書に載ってる)けど、どれくらい有効なの?
などの疑問を持った方に読んでいただきたい記事です。
この記事では失神のリスクを評価したClinical decision rule(CDR)を比較したメタアナリシスをもとに
- 失神の4つのCDRの紹介
- 各CDRの感度・特異度・尤度比
- 実際の診療でどう考えるか
についてお話ししています。
【3分で読める】DKAの初期治療|救急外来での対応をシンプルに解説
救急外来でDKAと診断した後の初期治療について、短時間で読めるup to dateの内容をベースにしたまとめです。
だいたい3分で読めるので、救急外来でとっさに参照する時にもおすすめです。
骨折の緊急度を判断する|整形外科医を夜間に呼ぶべき骨折とは
「骨折ってあんまり自信ないな」
「骨折してるけどこれって入院したほうがいいの?夜中に整形外科の先生呼んだ方がいいのかな?」
初期研修医であまり外傷を診る機会が無い人、また外傷をあまり診ないまま後期研修医になってしまった人は骨折診療に漠然とした不安があるのではないでしょうか?
この記事では骨折診療が苦手な人向けに、緊急度の判断にフォーカスして骨折診療のコツを解説しています。
泣き止まない赤ちゃんCrying infant の診かた
赤ちゃんが泣き止まない、なんて普通じゃないの?
救急外来にそんな主訴で来られても鑑別なんて思い浮かばない・・
と思った方に向けた記事です。
実は救急外来に“泣き止まない”という主訴で来院する乳児は珍しくありません。
泣き止まない赤ちゃんの鑑別を「ITCRIESS」で覚えましょう。
ケタミン+プロポフォール(ケトフォール)の使い方|救急外来での鎮静
救急外来で脱臼の整復を行う時などに鎮静が必要なことありますよね。
その時に鎮静薬として何を使っていますか?
ケトフォールはケタミンとプロポフォールの2つの薬剤を合わせた鎮静方法です。
この記事ではプロポフォールとケタミンの違いに触れつつ、ケトフォールの使い方とメリットについて解説しています。
救急医が選ぶ!研修医の救急当直に役立つおすすめの本5冊【2020年版】
幅広い症状、疾患の患者さんを診る救急当直を乗り切るためには、ベースとなる教科書・本が必要になります。
自分にあった本を選ぶのが基本ですが、「救急外来マニュアル」のような名前の本はたくさんあって、なかなか選べないかもしれません。
この記事では、毎年研修医を指導している救急医の立場から「これを買っておけばハズレは無い」いう本だけを厳選して紹介しているので参考にしてください。
救急外来での女性の下腹部痛の診かた|卵巣捻転を中心に解説
若い女性の腹痛の診断って苦手な人多いんじゃ無いでしょうか。
卵巣捻転とか緊急性が高い場合もあるかもしれないけど、どんなん時に疑ったらいいんだろう・・・
なんて思っている方に読んでいただきたい記事です。
後半の卵巣捻転に関してはup to dateの”ovarian torsion”の項目を元に解説しています。
ここで紹介した記事以外にもEBMや研修医のうちに身につけるべきスキル、集中治療関連など、いろいろな記事があります。
興味があれば「HOME」か「研修医・若手医師」のボタンからどうぞ。